ダークモードにしよう

ついに iOS13 が公開されました。これの目玉は何といっても「ダークモード」ですね。
ダークモードとは「黒地に白文字」を基調とした画面の配色です。「目にやさしい」「見やすい」という特長がありますが、有機 EL 液晶では消費電力が 4 割程度抑えられるという検証データもあり、とくにモバイル端末上では今後急速に普及するのは間違いないでしょう。
そこで今回は、各 OS ( iOS , iPadOS , macOS , Android , Windows ) ごとにダークモードの設定方法をまとめてみました。
iOS , iPadOS
iOS13 からこのOSは実質的に iPhone 専用になり、iPad については iPadOS という専用のOSが提供されることになりました。とは言え、これらは親戚どうしなので、ダークモードの設定方法は基本的に変わりません。以下の画面は iPhone のものですが、操作そのものに iPad との違いはありません。
設定 画面を開くと、「一般」の 2 つ下に 画面表示と明るさ という項目があります。これをタップすると下図左の画面になり、ここで ダーク を選ぶと下図右の画面に変わります。

 

さらにこの下にある 自動 をオンにすると オプション という項目があらわれます。これにより、夜間あるいは指定時間帯のみダークモードにする、という設定もできます ( このあたりは各人の趣味の問題 ) が、ここでは説明を略します 。
次はダークモードに対応した壁紙に変更する方法。

  

設定 から 壁紙 ( 先ほどの「画面表示と明るさ」の 2 つ下 ) を選んで、画面の下の方にある ダークモードで壁紙を暗くするをオンにしましょう ( 上図左 ) 。
これにより、ダークモードに対応していない壁紙でも画面の輝度が全体的に抑えられますが、ダークモードに特化した壁紙も用意されています。画面の上の方にある 壁紙の選択 - 静止画 をタップしてください。
プレビュー画面の右下に小さな円形 ( 上図右の左上の白い矢印 ) が描かれているものが 4 つありますが、これがダークモードに特化した画面です。そのいずれかを選んで 設定 をタップします。

以上の操作で、少なくとも Apple 製のアプリ ( App Store その他 ) はすべてダークモードになります。他の一般アプリの対応は個々に異なりますが、当社製のものはメニュー画面の「画面の色」の設定で切り替えます。現在のところ、OS 上の設定と連動はしていません。手動です。
macOS
Mac は 2018 年にリリースされた Mojave からダークモードに対応していますので、すでにお使いの方も多いと思います。
Apple メニューから システム環境設定 を開き、一番上の 一般 を選びます。画面の一番上に 外観モード の項目があるので、これを ダーク にします。

「ダイナミックデスクトップ」というものもあるので紹介しておきましょう。
これは時間に応じてデスクトップの壁紙を変化させるもので、デフォルトでは、朝のモハベ砂漠から徐々に夜のモハベ砂漠の風景に変化します。時計を見なくても時間の経過が体感できる、というのがウリですが、このあたりは各人の趣味の問題です ( ちなみに、私は昼も夜も「ダーク」で使ってます ) 。
システム環境設定デスクトップとスクリーンセーバ を開き、デスクトップを ダイナミック にします。

Android
OS レベルで正式にダークモード ( ここではダークテーマと呼ぶらしい ) がサポートされたのは最新の Android10 からですが、これが使えるのは、現在のところグーグル純正の Pixcel シリーズだけになっています。そして残念ながら、手元にその端末がありません。
したがって、以下は Web 上に掲載されている情報の聞きかじりです。
設定 - ディスプレイ を開いた上で ダークテーマ をオンにする...のだそうです。
なお、当社製のアプリはメニュー画面の下方にある「画面の色」のスイッチで個別に「ダーク」にすることができます。
Windows10
Windows に「ダークモード」という設定はありませんが、画面の色を黒にすることで同様の効果が得られます。
スタートボタンから 設定 ( 歯車のアイコン ) – 個人用設定 を選ぶか、またはデスクトップ上で右クリックして 個人用設定 を選んでください。
左側のメニューから を選択し、右側の 色を選択する をドロップダウンして「黒」にする ( 下図左 ) と下図右のような画面に変わります。

  

これで Windows の各種設定画面や Windows エクスプローラ等はダークモードになりますが、残念ながら、マイクロソフトの Office 製品は個別に設定する必要があります。このあたり、Mac のダークモードに比べるといかにも中途半端な感は否めません。
( 終わり )