このヘルプは各アプリに共通する操作について記したものです。各アプリの詳細についてはそれぞれのヘルプをご覧ください。

建築構造ツールボックス

本アプリの概要

これは小社販売のデスクトップ版アプリ「RCチャート8」および「Sチャート8」に含まれる計 9 個の設計項目をストアアプリ版に改造したものです。
ストアアプリの仕様に合わせて一部の計算機能を削除し、単純化していますが、ここで作成したデータファイルはデスクトップ版でそのまま読み込むことができます。
具体的な項目は以下の通りです ( 「擁壁」は Ver.1.2.0.2 で追加 ) 。

RC 関連 「スラブ」「小梁」「地下外壁」「独立基礎」「連続基礎」「杭基礎」「擁壁」
S 関連 「小梁」「間柱」「胴縁」

ここで行う構造計算は、日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」 ( 2010 ) ならびに「鋼構造設計規準」 ( 2005 ) に準拠したものです。前者は「RC規準」、後者は「S規準」と略記します。

メニュー画面

最初のメニュー画面に表示されている各項目のボタンをタップすると該当するアプリに画面が遷移します。各画面の左上にある矢印をタップすると再びメニュー画面に戻ることができます。
以下、各アプリで共通に使用される概念と操作について概説しますが、ストアアプリに共通する一般的な操作については説明を省きます。

操作の概要

入力欄に所定の値を入力した上で画面右下にある 計算 ボタンをタップすると画面上に計算結果が表示される、というのが基本的な操作です ( データに何らかのエラーがあった場合は、その内容が計算結果画面の下部にある 情報 欄に表示されます ) 。
ただし、ここでは複数のデータを一括して扱うことができます。画面右下にある 確定 ボタンをタップすると、現在のデータはいったんメモリ内にストックされ、次のデータの入力に移ることができます。このあたりの概念を下に図示しました。



確定済みのデータ data1・ data2 の次には「新しいデータ」と呼ばれる未確定のデータがあり、それを「確定」すると data3 がストックされ、その末尾に再び未確定の「新しいデータ」がぶら下がる、ということです。本アプリでは、最大 30 個までのデータを確定することができます。
複数の確定データの表示制御は、画面上部にある下のナビゲーションバーを用いて行います。


コンボボックス 1 には各確定データの「表題」がリストアップされ、最後が「新しいデータ」になっています。表題は各データの冒頭にあるテクストボックスで入力しますが、何も入力されていないものについては「無題」と表示されます。
このコンボボックスから表示するデータを選択することができます。
コンボボックスの右側 2 に表示されている分数の分母は確定されたデータの数、分子は現在表示しているデータの順番 ( 確定順 ) を表わします。「新しいデータ」分子の値は「確定データ数 + 1」です。
ボタン 3 をタップすると一つ前のデータ、4 をタップすると次のデータが表示されます。
ボタン 5 をタップすると「新しいデータ」が表示されます。

その他のボタン

   ( 画面左上 ) メニュー画面に戻ります

   ( 画面右上 ) HTML形式のヘルプを表示します

   ( 画面右下 ) 以下に示すようなアプリバーを表示します

アプリバー

画面の上部または下部から中央に向けてスワイプ ( マウス操作の場合は右クリック ) する、または画面右下のボタン ( 上記 ) をタップすると、画面下部に下図のようなボタンが表示されます。
( 画面左側の ファイル名 欄には、現在編集対象となっているデータファイルの名称が表示されています。 )



新規作成
すべての確定データを破棄し、アプリを初期状態に戻します。
開く
保存されたデータファイルを開きます。
保存
現在表示されているのが「開く」ボタンで読み込まれたデータであれば上書き保存、そうでないものの場合は何らかの名前を付けてストレージに保存します。
別名で保存
現在表示されているのが「開く」ボタンで読み込まれたデータであっても、上書き保存せず、別の名前で保存します。
データの削除
現在表示しているデータを確定データのリストから削除します。